健康診断・がん検診について
昨年は新型コロナウイルスの影響で全国的に受診・検診を行う事が困難な状況が続いています。
医療機関の受診・検診の機会を逃してしまうと、肺がんなど大きな病気の発見が遅れる場合がございます。
当院では院内感染防止に配慮しながら、各種健診をさせていただいております。
特に自覚症状がない場合でも定期的な健康診断や、がん検診を受けることをおすすめいたします。
当院では、被ばく量を抑え、安心して検査が行える低線量CTを用いたがん検診を行っております。
お気軽にご相談ください。
健康診断について
当院では、「特定健診」をはじめ、各種健康診断を受け付けております。
ご希望の方は、お電話等にて、お申し込みください。
自分自身の健康状態についてきちんと知り、適切な健康管理をするために、各種健診を上手に役立ててください。年に一度は、健診を受けましょう。
雇入時健診・定期健診・自費健診
健康の保持増進のためには、まず栄養バランスのとれた食生活や適度な運動、十分な睡眠等のセルフケアが肝心ですが、定期的な健康診断によるチェックも欠かせません。
当院では「労働安全衛生法」に基づく「雇入時の健診」や「定期健診」など(企業健診)のほか、適宜「自費健診」に応じておりますので、お気軽にご相談ください。
雇入時健診
事業者は、常時使用する労働者を雇い入れる際は、その労働者に対して、下記の項目について、医師による健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第43条)。
- 既往歴、業務歴の調査
- 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
- 胸部X線検査
- 血圧の測定
- 貧血検査(血色素量、赤血球数)
- 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
- 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
- 心電図検査
定期健診
事業者は、年に1回(深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回)以上、定期的に下記項目の健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第44条)。
- 既往歴、業務歴の調査
- 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
- 胸部X線検査、および喀痰検査
- 血圧測定
- 貧血検査v肝機能検査(ALT、AST、γ-GTの検査)
- 血中脂質検査(LDL コレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
- 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
- 心電図検査
- 身長・腹囲、胸部X線、喀痰、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、心電図の各検査については、医師が必要でないと認めた場合には省略することができます。
自費健診
特定の症状がない際に、健康診断を目的として検査を受ける場合は、健康保険は使えませんので「自費」となります。
- 検査項目は自分で選択することができます。
- 自費健診の結果、何らかの病気が発見された場合には、以後、その病気の診療には健康保険が使えます。
特定健診について
肺炎とは、主に細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こす疾患です。呼吸器の防御機能が病原微生物を排除できなかった場合や、病気やストレスなどのために免疫力が落ちている時などの感染力が防御力を上回った際に、病原微生物が上気道から下気道、そして肺にまで入り込んで感染し、肺炎になってしまうのです。
がん、心臓病に続いて、肺炎は日本人の死亡原因の第3位を占めています。高齢者や慢性疾患を持っている方などは、肺炎にかかりやすく、しかも治りにくい傾向がありますので、要注意です。
*肺炎によって亡くなる方の約95%が65歳以上となっています。